お年賀・お中元・お歳暮で人気の贈りものと贈り方とマナーについて

2017年6月29日

おさえたいポイント
◇お年賀は決して宅配せず必ず直接手渡す
◇お歳暮とお年賀はどちらか一方でも可
◇お中元は基本的に毎年贈るものなのでお付き合いが長くなる人へ
◇今年だけ贈りたい場合はお年賀やお歳暮を
◇お礼状や送り状は手紙・縦書き・自筆で
◇公務員や一部企業では贈答品(お歳暮、お中元、お土産など)の受領が禁止されているので必ず事前確認を

贈る時期の目安と人気の贈りもの

お年賀

お年賀を贈る時期の目安

正月三が日(1月1日~3日)の間で直接持参するのが礼儀ですが、三が日の間に都合が付かない場合でもおおよそ7日、もしくは関西地方など小正月(1月15日)の「松の内」までに届けましょう。

お年賀を贈ることで昨年お世話になったお礼と今年もよろしくお願いしますという気持ちを伝えます。なお、お年賀は目下の者が目上の者へ贈ることが一般的です。

人気のおすすめお年賀

菓子折りやコーヒーなど簡単なもので構いませんが、あまり日持ちのしないなまものや冷蔵・冷凍が必要なものはできるだけ避けましょう。

贈る相手との関係にもよりますが、近親者には洗剤やせっけん、ハンドタオルなどの日用品、仕事関係の方にはコーヒーや紅茶、お茶、菓子類などの嗜好品がおすすめです。
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お中元

お中元を贈る時期の目安

直送する場合は挨拶状を同封するか、荷物が届くころに手紙かハガキを出すのがよりおすすめです。

◇関東の平均的なお中元は7月上旬〜7月15日
◇関西のお中元は7月上旬〜8月15日
◇贈る時期に迷ったら7月上旬〜7月15日で
◇暑中御見舞(7月16日から立秋まで)
◇残暑御見舞(立秋から9月上旬まで)

人気のおすすめお中元

季節柄、ビールや冷菓などの涼をとれるものが好まれます。
少しだけ奮発して、普段や買わないような海外ものなどは特に喜ばれます。

贈る相手がご家族の場合はジュースや洋・和菓子もおすすめです。
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お歳暮

お歳暮を贈る時期の目安

贈る時期はおおよそ関東では12月初旬~31日まで、関西では12月13日~31日までとされていますが、主に正月用の食料品を贈ることや年末の大掃除などを考えると、20日くらいまでに先方へ届けるのが一般的です。

人気のおすすめお歳暮

お正月に家で過ごすことを考えビールや食べ物を贈るのが定番ですが、基本的に賞味期限の短いなまものは避け、保存が効くものを選びましょう。

正月であれば相手も家族団欒で過ごすことが考えられるので、子どもが多い家庭にはジュースやお菓子、お年寄りのいる家庭には果物などを贈ると喜ばれます。
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お年賀・お中元・お歳暮のマナーについて

お返しの基本的な考え方

いただいたものより高価なものを贈ることは、

「今後贈らないでください」

の意味合いに取られて失礼にあたるので十分に注意しましょう。

基本は同等のものか半返しです。詳細は お返しはどうすればいい? をご覧ください。

贈り方

お年賀は「ご挨拶」の意味合いがあるので必ず直接訪問して手渡しで。

お中元やお歳暮は相手先に訪問すると先方に気を遣わせてしまうことにも配慮し、通販や宅配を利用するのが一般的です。

直接手渡す場合は相手の荷物になるので、贈りものの大きさや重さも考慮する必要があります。
加えて年末は飲み会などの機会が格段に増えるため、相手が飲み会の席に忘れてしまった、なんてことにもなりかねません。

なので、積極的に通販・宅配を活用してください。

また目上の人や大変お世話になった人など、特に気を遣いたい相手の場合は事前に「送り状(添え状)」を郵送しましょう。

「送り状」は贈るものより少なくとも数日前に届くように、「いつごろ」「どんなものが」「日頃の感謝の気持ち」を綴り、贈りものと一緒に「あいさつ状」として添付する場合は「日頃の感謝の気持ち」のみを綴りましょう。

「送り状」「あいさつ状」を添付すると普段あまりお付き合いのない相手にも好印象です。

【例文】

拝啓 暑さも厳しさを増してまいりましたが、お変わりなくお過ごしのことと存じます。
平素は何かとお気遣いいただき、誠にありがとうございます。
日頃の感謝をお伝えしたく、ほんの心ばかりのお中元の品ではございますが別便にて〇〇をお送りいたしました。
〇日頃には届くかと存じますので、お気兼ねなくお受け取り下さい。
時節柄くれぐれもご自愛くださいますようお祈り申し上げます。
敬具  7月○日

お年賀・お中元・お歳暮をやめたいとき

自分から贈るのをやめる

基本的には 相手から受け取るのを辞退する で書いたように、相手からの返礼品を贈るタイミングでお礼状に今後の受け取りを辞退する旨をしたためることをおすすめします。

なお、お年賀は相手先にご挨拶に伺うときの

「お土産」

の意味合いを持つので、年始に相手先に伺えないようだったらお年賀ではなく

「お歳暮」

を贈り、返礼品のお礼状で今後は辞退する旨を伝えましょう。

相手から受け取るのを辞退する

今後のお中元やお歳暮の受け取りを辞退したい場合は、お返しの贈りものののし紙を、

「お中元」「お歳暮」

とはせずに、

「御礼」「感謝」

の表書きとし、贈りものと一緒に

「今後はお気遣いなく」

といった文言を感謝とともに伝えましょう。

お年賀は手渡しされるものなので、直接受け取る際相手に、

「感謝の気持ち」と「今後のお気遣いは不要」

な旨をしっかりと伝えましょう。

なお、相手との間柄にもよりますが、今後のお年賀を辞退する理由を伝える必要はありません。

◇今後のお中元・お歳暮の受取りを辞退するためのお礼状の例文

【例文1:かしこまった相手】

拝啓 仲夏の候、ますますご隆盛のこととお喜び申し上げます。
この度はお心づくしのお品を賜り、誠にありがとうございます。
平素は私どものほうがいろいろとお世話になっておりますのに、あらためてお礼を申し上げられず恐縮に存じます。
どうか今後はこのような心遣いはなさいませんように、お願い申し上げます。
時節柄くれぐれもご自愛くださいますようお祈り申し上げます。
略儀ながら書面をもって、お礼、お詫び申し上げます。

【例文2:知人など】

拝啓 寒さ厳しき折、xx様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
この度はご丁寧なお品をいただきまして、誠にありがとうございます。
xx様のお心遣いに大変感謝しております。
どうか今後はこのような心遣いはなさいませんように、お願い申し上げます。
時節柄、xx様もくれぐれもご自愛ください。
略儀ながら書面をもって、お礼、お詫び申し上げます。

喪中の場合は?

贈る場合におさえたいポイント
◇お中元やお歳暮は大丈夫
◇お年賀は「慶事」にあたるのでダメ
◇四十九日を過ぎていない場合はお中元やお歳暮も控える
◇故人宛には贈らない
◇のしは白い無地の奉書紙か白い短冊に「お中元」「お歳暮」と表書きする

自分が喪中の時に贈られてきた場合は?

相手からの感謝の気持ちなので受け取って問題ありません。

通常時と同じように「お礼状」を送りましょう。

「お返し」はしなくても大丈夫ですが、「お返し」をしたい場合は1月7日の松の内以降、1月中旬から下旬の間に、「寒中お伺い」として贈るのがいいでしょう。

故人宛にお中元やお歳暮が届いた場合は?

亡くなったことをお礼の手紙で伝えましょう。
葬儀に出席されて亡くなったことを知っている方から届いた場合でも「お礼状」を送ってください。
その際、お礼とともに故人への贈りものは今後辞退する旨もしっかりと伝えましょう。

【例文1:亡くなったのを知らなかった人宛】

拝啓 師走の候、時下ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
この度はお心づくしのお品を賜り、誠にありがとうございます。
(父、母など)○○儀 去る×月×日に他界しました。
ご連絡が遅れたことを深くお詫び申し上げます。
いただいたお品はさっそく仏前に供えさせていただきました。
どうか今後はこのような心遣いはなさいませんように、お願い申し上げます。
略儀ながら、書面をもってお礼申し上げます。

【例文2:亡くなったのを知っている人宛】

拝啓 師走の候、時下ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
(父、母など)喪中にて年末のご挨拶を控えさせていただいたところ、思いがけずご丁寧なお品をいただきまして、誠にありがとうございます。
生前のご厚情とお心遣いに大変感謝しております。
どうか今後はこのような心遣いはなさいませんように、お願い申し上げます。
時節柄、xx様もくれぐれもご自愛ください。
略儀ながら、書面をもってお礼申し上げます。

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