中古住宅とリフォームのフラット35

中古住宅を取得して入居前にリフォームを行う場合、その工事代金も「フラット35」からあわせて借りることができる制度が2種類あります。

フラット35「リフォーム一体型」

中古住宅を取得する場合は合わせてリフォームを行うことが多いと思いますが、2015年度から始まったフラット35「リフォーム一体型」を利用すれば、中古住宅の購入資金に加えてリフォーム工事の費用も最大100%、フラット35から一括で借り入れることができます。

フラット35「リノベ」

一方、2016年度に始まったのがフラット35「リノベ」です。
「リノベ」はリノベーションの略語で、新築時より性能がよくなるようなリフォーム、という意味を持っています。

フラット35 「リノベ」では、リフォーム後に住宅金融支援機構による技術基準(「フラット35S」とほぼ同一)を満たし、かつ性能が向上するリフォームが前提で、以下2種類に分かれます。

(1)リフォーム一体タイプ:中古住宅の購入時lこ性能向上リフォームを行う
(2)買取再販タイプ:性能向上りフォーム済みの中古住宅を購入する

この制度では性能向上リフォーム後の技術基準に応じて

◇金利Aプラン
◇金利Bプラン

の2つに区分され、Aプランでは返済当初10年間の適用金利が「0.5%」、Bプランでは返済当初5年間の適用金利が同じく「0.5%」引き下げられます。

フラット35「リフォーム一体型」と「リノベ」の違い

対象となる工事 金利引き下げ期間 金利引き下げ幅
フラット35
(リフォーム一体型)
通常のリフォーム なし
フラット35
(リノベ)
金利Aプラン 性能向上リフォーム 借入当初10年間 0.50%
金利Bプラン 借入当初5年間

フラット35 「リノベ」での費用削減効果シミュレーション

借入金額:1,000万円
返済期間:30年
金利引き下げ幅:0.5%

フラット35 リノベ 金利Aプラン 金利Bプラン
適用金利と毎月返済額 1.35%
33,796円
当初5年間 0.85% 31,479円 0.85% 31,479円
6~10年目 1.35% 33,419円
11~30年目 1.35% 33,038円
返済総額 1,217万円 1,171万円 1,191万円
フラット35との比較 46万円得 26万円得

制度利用上の注意点

フラット35「リフォーム一体型」、フラット35 「リノベ」とも、利用できる取扱機関が少なく、かつ、融資の申込み前に工事の請負契約を締結する必要があります。

また、融資の実行が工事後になるために工事の取り掛かり時や中間時に支払う工事代金を工面するための「つなぎ融資」も必要となります。

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