海外旅行保険とは?

海外旅行保険は、海外へ旅行する人向けに必要と思われる補償内容をパッケージにした保険商品です。基本は傷害保険ですが、病気の場合の補償も組み込まれていて保険金の支払われ方も傷害保険とは異なります。

海外旅行保険と傷害保険の主な違い

傷害保険 海外旅行保険
支払い対象 国内外を問わずケガをした場合 海外旅行で自宅を出て帰宅するまでの間にケガをしたり病気になった場合
支払い方法 【定額払い】
契約した保険金が定額で支払われる
例:入院日額3,000円
【実損払い】
契約した保険金額内で実際にかかった費用が支払われる
例:治療費500万円
保険期間 主に1年 旅行期間(長期もあり)
特約など 日常生活に役立つ特約が中心 海外旅行で役立つ特約が中心

海外旅行保険の補償内容

ケガによる死亡と治療費を基本補償として他の補償は特約扱いになっているのが一般的です。

補償項目 主な補償内容
傷害死亡 旅行中の事故により死亡した場合に支払われる
傷害後遺障害補償 旅行中の事故により後遺障害を負った場合に支払われる
治療救援費用 【治療費用】
事故または病気で医師の治療を受けたときに支払われる
【救援者費用】
死亡した場合や病気・ケガで3日以上入院した場合や誘拐や行方不明になった場合に家族が現地に駆け付ける費用が支払われる
緊急歯科治療費用 旅行中の歯の症状の急激な悪化に伴う治療費が支払われる
疾病死亡 旅行中に病気で死亡した場合、もしくは、旅行終了後72時間以内に発病して30日以内に死亡した場合に支払われる。
個人賠償責任 旅行中に他人にケガをさせたり他人の物を壊したりした場合に支払われる。レンタル品の損害も補償対象。
携行品損害 旅行中に持ち物を壊してしまったり盗まれたりした場合に支払われる。ただし、携行品の現金、クレジットカード、コンタクトなど、一部は対象外。
旅行事故緊急費用 旅行会社に預けた手荷物が出てこなかったり悪天候で飛行機が飛ばなかった場合など、予期せぬ事故により生じた宿泊費や交通費などの費用を補償。

※AIU保険会社の場合

なお、海外では治療費が日本では想像がつかないくらい高額で、また国によってはちょっとしたことでもすぐ訴訟されかねません。

参考:ジェイアイ傷害火災保険会社 海外での事故例

よって上記補償項目のうち、治療費用補償、救援者費用補償、個人賠償責任補償は必ず高額の補償を掛けておくことをおすすめします。

また、クレジットカードなどに海外旅行保険が付帯している場合は、不足分だけ加入して保険料を抑えることができます。

おさえておきたい海外旅行保険のポイント

海外旅行保険は旅行用に設計された保険なので、他の保険にはない特徴があります。
これら特徴をおさえた上で海外旅行保険の加入プランを検討しましょう。

◇自宅を出発してから自宅に帰宅するまでが補償範囲です。よって、空港に着いてから加入するより事前に加入しておけば、自宅から空港までの移動も補償範囲となり、よりおすすめです。

◇病気の治療費は、旅行が終わっても72時間以内に医師の治療を開始すれば補償範囲となります。また旅行中に感染した感染症の場合は30日以内に治療を開始すれば補償範囲となります。

◇海外での治療も健康保険は使えますが、治療費は日本の医療制度に合わせて再計算されるのでほとんどの場合は海外での実際の治療費より低く見積もられてしまいます。

加えて健康保険では再計算された治療費の7割しか給付されないため、海外での治療費をカバーすることはできません。

海外での治療費は数百万円単位の費用がかかることが普通にあり、また現地で治療費をいったん全額で支払う必要もあることから、治療費用補償への加入は必須と考えてください。

◇夫婦で海外旅行に行くときは、個々で海外旅行保険に加入するよりもファミリープランへの加入をおすすめします。

ファミリープランでは賠償責任や携行品、航空機遅延などの補償を共用でき、保険契約も1名分だけの手続きで済むので手間がかかりません。

海外旅行保険の特徴と選択のポイント

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