個人賠償責任保険とは?

日常生活の中で人の物を壊したり人にケガをさせてしまった場合、法律上、相手に対する賠償責任が生じますが、この賠償責任によって支払わなければならない賠償金を補償してくれるのが「個人賠償責任保険」です。

個人賠償責任保険の補償内容

個人賠償責任保険の内容 ポイント
保険の対象になる人
(被保険者の対象範囲)
本人、本人の配偶者、本人または配偶者と同居の親族、別居の未婚の子
保険金の内容
(損害賠償金)
ケガを負わせた場合 治療費、休業補償・、逸失利益、慰謝料
物を壊した場合 修理費
保険金が支払われる場合 日常生活における偶然な事故により、他人にケガをさせたり他人の物に損害を与えたりして、法律上の賠償責任を負ったとき
保険金が支払われない場合 ◇故意によって生じた賠償責任
◇地震・噴火・津波・暴動などに起因する賠償責任
◇仕事上の賠償責任
◇同居の親族に対する賠償責任
◇借用している物に対する賠償責任
◇飛行機・船舶・自動車など所有・使用・管理に起因する賠償責任

個人賠償責任保険の加入方法

個人賠償責任保険のほとんどは自動車保険や火災保険、傷害保険の特約で加入します。
よって、自分がすでに加入している損害保険に個人賠償責任保険が特約で付けられるか確認してみましょう。

個人賠償責任保険の商品例

保険会社・商品 補償内容 保険料
CO・OP共済「たすけあい」の特約 賠償限度額3億円 140円/月
セゾン自動車火災保険「おとなの自動車保険」個人賠償責任特約 ・賠償限度額無制限
・示談交渉サービス付き
1,980円/年
(40代の例)
三井住友海上「GKケガの保険」日常生活賠償特約 ・賠償限度額3億円
・示談交渉サービス付き
1,750円/年

個人賠償責任保険の注意点

保険の対象範囲

保険の対象となる人の範囲は一般的には家族全員ですが、いくつか制限がある場合があります。

  1. 住宅の使用等に関わる賠償が本人(記名被保険者)居住の住宅に限られる
  2. 別居の未婚の子は「生計を一にする」場合に限る

例えば上記1の場合は、家族が別居している場合は別契約が必要になります。
上記2は仕送りなどを一切していない場合、保険の対象外となる可能性もあります。

保険会社によって保険の対象となる人の範囲は異なるため、不安な場合は事前に保険会社に確認しておきましょう。

保険の契約範囲

保険の対象となる人の範囲が原則家族全員なので、契約としては一家に一つの保険契約があれば家族全員をカバーできますが、仮に契約が複数あったとしても無駄になるわけではなく、支払限度額は複数の契約が合算されます。

支払限度額が無制限の保険契約の場合は合算はされず一つで十分なので、もし無制限の保険契約が二つ以上ある場合は、保険契約をどれか一つに絞って保険料を節約しましょう。

保険金の支払い基準

物を壊してしまった事故の場合、支払われる保険金の基準は「時価」です。

物の購入金額ではありません。

時価というのは、同等の物を購入するのにかかる費用から、現在までの経過年数や使用による消耗分を計算して差し引いた現在の価値、のことで、実際に支払われる保険金はその物の修理代もしくは時価のいずれか低い額となります。

ちなみにこの「時価」の考え方は保険のみならず、法律上の根拠となる考え方です。

保険金の支払い対象

個人賠償責任保険は「日常生活での事故」が対象で、業務中の事故は対象となりません。
また商品によっては「国内」に限定しているものもあります。

また、自ら所有・使用・管理している物や借りている物も対象外です。
これらも保険の対象に含めたい場合は、

自分の物の損害補償:携行品補償保険
借りている物の損害補償:受託物賠償保険

の特約を付けることでカバーすることができます。

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