施設所有者賠償責任保険とは?

例えば居酒屋で濡れていた床に足を滑らせて転んで骨折してしまった、店員が手にもって運んできた料理を滑らせて着ていた服を汚されてしまったなど、これらの事故は「お店側に責任」があり、お店は法律上の賠償責任を負うことになります。

「施設所有(管理)者賠償責任保険」は、このような事態を想定して通常お店側が加入する保険です。

ただ居酒屋などは店員さんがアルバイトの場合が多く、このような保険の仕組みを知らされていない可能性があります。

このような場面に出くわした場合は、まずお店の責任者を呼んで話をしましょう。

施設所有者賠償責任保険の補償内容

保険金が支払われる場合 具体的な事故例 被害者が受け取れる保険金
施設の所有、使用、管理の不備や構造上の欠陥によって発生した事故 ◇お店の看板が落下してお客様がケガをした
◇公園のブランコの鎖が切れて乗っていた子供がケガをした
対人・対物賠償金
【対人事故】
治療費/休業補償/慰謝料
【対物事故】
修理費など(ただし時価が限度額)
施設の中や外を問わず、生産や販売、サービスなど仕事の遂行によって発生した事故 ◇料理を運んでいる途中でこぼしてしまいお客様がやけどした
◇自転車でお店の売り上げを銀行に持っていく途中で通行人にぶつかってケガをさせてしまった

アパートやマンションオーナーも入っておきたい保険

築年数の古い物件だと、目に見えない部分で老朽化が進んでいる場合があります。

例えば、給排水管に穴があいて水漏れ事故を起こし、入居者の家財を水浸しにしてしまったら、建物のオーナーに賠償責任が生じます。

水漏れ以外にも、下記のような事故例があります。

  • アパートの外壁に設置していた看板が老朽化で落下して通行人にぶつかりケガをしてしまった。
  • アパートの階段が錆びて老朽化し、階段のステップが崩れてしまって上っていた入居者が落下、大ケガを負ってしまった。

このような事故、特に外部からの目視が困難な設備の物理的事故は予測が難しく、「施設所有(管理)者賠償責任保険」に加入することによって万が一の事故の備えになります。

なお、入居者間のケンカなどの人的トラブルや空き室リスクは「施設所有(管理)者賠償責任保険」の対象にはなりません。

 

カテゴリー内記事