傷害保険とは?

2018年8月17日

運動しているときにケガをしたり、家の中の階段から落ちて骨折したりと、普段の生活ではいろいろなケガのリスクがあります。

ケガによる通院や入院、または死亡・後遺障害による経済的なリスクを補償するのが障害保険ですが、特約を付けることでO-157や食中毒なども補償されます。

ただし、あくまで基本はケガの補償なので病気は含まれないことに注意しましょう。

傷害保険の補償内容と加入例

補償 支払い条件 支払額 加入例
死亡保険金 事故の日からその日を含めて180日以内に死亡した場合 死亡保険金額
※既に支払われた後遺障害保険金がある場合はそれを差し引いた額
1,000万円
後遺障害保険金 事故の日からその日を含めて180日以内に身体に後遺障害が生じた場合 後遺障害の程度に応じて後遺障害保険金の4%~100% 1,000万円
入院保険金 事故の日からその日を含めて契約した期間内に入院した場合 契約した期間内の入院日数×入院保険金日額 日額3,000円
手術保険金 治療のための手術を受けた場合 入院中に受けた手術は入院保険金日額の10倍、外来で受けた手術は5倍 入院中:3万円
外来:1.5万円
通院保険金 事故の日からその日を含めて契約した期間内に通院した場合 契約した期間内の通院日数×通院保険金日額で、かつ契約した日数分が限度。 日額1,000円

代表的な傷害保険の種類

種類 内容
普通傷害保険 ケガで死亡・後遺障害になった場合や入・通院をした場合に補償される保険。個人賠償責任保険や携行品補償などの特約をセットにして販売されることが多い。
家族傷害保険 普通傷害保険の対象を家族全体とした保険。ファミリー傷害保険とも呼ばれる。
積立傷害保険 50万円、100万円など、満期保険金が設定されている傷害保険。保険期間は3年、5年で、年金目的で積み立てる長期タイプの商品もある。
交通事故傷害保険 交通事故のケガに限定した傷害保険
国内旅行傷害保険 国内旅行中の事故によるケガに限定した傷害保険。個人賠償責任保険や携行品補償の特約だけでなく、親族などが現地へ出向くための救援者費用補償もある。
海外旅行傷害保険 国内旅行傷害保険の海外版。ただしケガだけでなく病気も補償され、補償内容は日額による定額払いではなく、例えば治療費300万円という加入による実損払い。

傷害保険の保険金が支払われる条件

傷害保険は原因を問わずどのような原因のケガでも補償されるわけではなく、「急激かつ偶然で外部からの作用」が原因である必要があります。

条件 内容 該当例 該当しない例
「急激」であること 事故からケガをするまで時間の間隔がなく突発的であること 階段でつまづいて捻挫した 激しい運動で翌日筋肉痛になった
「偶然」であること 事故の原因や結果が予知できない偶然性があること 看板が落ちてきてケガをした けんかをしてケガをした
「外来」であること 身体の外部からの作用であること 自転車がぶつかってきてケガをした 疲労が原因で倒れてケガをした

この3つの条件「急激かつ偶然である外来」を満たさないと傷害保険の対象とはならず、保険金も支払われないのを留意しておく必要があります。

保険金支払い対象外となる主なケガの例
◇靴ずれ
◇低温やけど
◇しもやけ
◇日焼け
◇腱鞘炎
◇疲労骨折
◇慢性の関節炎
◇四十肩 など

客観的にはっきり「ケガ」と認識できる必要がある

傷害保険では、「医学的他覚所見がないもの」は保険金の支払い対象外となっており、「むち打ち症」、「ぎっくり腰」、「腰痛」などは、レントゲン撮影などでその症状を客観的に証明することが難しく、原則支払い対象外のケガに分類されます。

よってまとめると、

急激かつ偶然で外部からの作用」の3つの条件を満たし、かつ、「医学的他覚所見」がはっきりしているケガの場合のみ、傷害保険の保険金支払いの対象となります。

一般的に認識されている「ケガ」と比べると随分と条件が厳しいのですが、あくまで「保険」としての公平・公正な保険金支払いを行う必要があるので、いたしかたのないところです。

なお、保険金支払いの条件を満たしていても、無免許や飲酒運転や自動車レースなどの危険を伴うスポーツでの事故は支払い対象外となります。

保険金支払い対象外となる主な事故の例
◇無免許運転、飲酒運転、麻薬などの違法薬物を使用しての運転
◇脳疾患、持病、てんかん、心神耗弱による事故
◇地震もしくは噴火による事故
◇戦争、内乱、暴動などによる事故(テロによる事故は対象)
◇自動車レースなど危険を伴う競技におけるテスト走行や競技中の事故
◇登山用具を使用する山岳登山やスカイダイビング、スキューバダイビングなど、危険を伴うスポーツにおける事故
※ただし保険会社によっては特定のスポーツにおいて特約により保険金の支払い対象としている商品もあります

傷害保険の特徴

カテゴリー内記事