車に入れる燃料の種類とセルフ式ガソリンスタンドでの給油時の注意点

2019年6月2日

エンジンと車の燃料の関係

下図のとおり、車に入れる燃料は車に搭載されているエンジンによって決まります。

車の種類 エンジン エンジンの仕様 対応する燃料 給油ノズルの色 備考
大型車 ディーゼル 軽油 軽油
ハイブリッド(ディーゼル)
普通車 ガソリン ハイオク専用 ハイオクガソリン 国産車はレギュラーも対応可能な場合が多い。
外車はレギュラー使用不可の場合もあるので注意。
レギュラー レギュラーガソリン
ディーゼル 軽油 軽油
ハイブリッド(ガソリン) レギュラー レギュラーガソリン 一部車種はハイオクガソリン仕様もあり。
ハイブリッド(ディーゼル) 軽油 軽油
軽自動車 ガソリン レギュラー レギュラーガソリン 軽自動車にディーゼルエンジンの設定はなし。

注)この表に当てはまらない車も存在します。必ず説明書等で確認してください。

車の燃料は車の大きさや車種や排気量などとは無関係なので注意しましょう。

給油ノズルの色と車の燃料

Car-fuelガソリンを入れる給油ノズルの色は決まっており、全国どこのガソリンスタンドでも共通です。

◇ハイオクガソリン=黄色
◇レギュラーガソリン=赤色
◇軽油=緑色

これは入れる燃料を間違えると最悪エンジンが故障する場合もあるためで、法令で油種と対応するノズルの色が定められています。

給油時の注意点

火気厳禁

ガソリンはマイナス40℃という低温でも気化(気体となること)するため、目に見えなくても気化したガソリンに引火すれば即座に燃え広がって爆発します。

ガソリンの給油している給油口付近は気化したガソリンも漏れ出しているため、たばこを吸いながらの給油は絶対に行わないようにしましょう。

また冬期など静電気が起きやすい季節の場合は、静電気の火花だけでもガソリンに引火する可能性があります。

特に車から降りるときにシートと衣服がこすれて静電気が体に溜まる場合が多いので、給油する前に給油機にある静電気除去シートに触れて静電気を逃がしてから給油するようにしましょう。

つぎ足し禁止

ガソリンや軽油を給油して燃料タンクが満タンになると、自動的に給油ノズルのレバーが戻って給油がストップする仕組みになっています。

たまに、20リッターや30リッターなど、キリのいい給油にしたいがために給油ノズルを少し引いて燃料をつぎ足す人がいますが、絶対に止めましょう。

給油口から中を覗き込んでもどこまで燃料が入っているかは確認できないため、燃料を吹きこぼしてしまいかねません。

冬期は静電気も発生しやすく、静電気だけでも吹きこぼれたガソリンに引火しかねないので給油ノズルのレバーが自動的に戻ったらその時点で給油を完了させましょう。

車とバイク以外の給油禁止

ナンバープレートが装着されている自動車と二輪車(バイク)以外の車両への給油は法律で禁止されています。

携行缶などへの燃料の給油はできません。

間違って燃料を入れてしまった場合のパターン別対処法

レギュラーガソリン仕様車にハイオクガソリンを入れた場合

特になにもする必要はありませんし、ハイオクガソリンを入れたからといってエンジン出力が上がるわけでもありません。

なお、ハイオクにはエンジン内部を綺麗にする洗浄剤が含まれているのが一般的ですが、これはそもそもハイオクガソリンがレギュラーガソリンと違った基材(成分)で生成されていることによるものであり、レギュラーガソリン車でハイオクガソリンを入れるメリットはほとんどないと言えます。

ハイオク仕様車にレギュラーガソリンを入れた場合

対応は2パターンに分かれます。

外国車や一部国産のレギュラーガソリンに対応していないハイオク専用車の場合

エンジンがノッキング(異常燃焼)などを起こして故障する可能性があります。
エンジンは始動せずに、ディーラーなどに連絡して対処してもらいましょう。

一般的にはレッカー車などで車を移動させ、燃料の抜き取り、内部部品の洗浄を行います。

国産ハイオク仕様車でレギュラーガソリンにも対応している場合

特になにもする必要はなく、そのまま走行することができます。

エンジン出力は若干下がりますが、街中などエンジン回転を上げずに通常走行する分にはほとんど影響はありません。

ディーゼルエンジン(ハイブリッド含む)にガソリンを入れた場合

絶対にエンジンを始動してはいけません。

ディーゼルエンジンはガソリンでは始動しないのですが、通常燃料タンクにはわずかな軽油が残っているためにエンジンが始動できてしまう場合があります。

間違えてエンジンをかけてしまった場合でもエンジンはすぐに止まるはずなので、絶対にエンジンは始動させないで最寄のディーラーや修理工場に連絡して修理を依頼してください。

修理は入れてしまったガソリンを全て抜き、エンジンや関連部品(燃料ポンプ)などを全て洗浄する必要があります。

なお、ガソリンを入れた状態でエンジンがかかったまま走ろうとすると、燃料ポンプや燃料噴射ノズルなどが故障して多額の修理費がかかってしまうことになりますので、エンジンがかかっている場合はすぐにエンジンを止めましょう。

ガソリンエンジン(ハイブリッド含む)に軽油を入れた場合

ディーゼルエンジンにガソリンを入れた場合と同じく、エンジンを始動してはいけません。

軽油でガソリンエンジンは始動できないのですが、エンジンを始動しようとすると点火プラグに軽油が付着したり燃料ポンプにも軽油がまわってしまいます。

エンジンを始動させずに最寄のディーラーや修理工場に連絡して修理を依頼し、軽油の抜き取り、エンジン内部や関連部品の洗浄をしましょう。

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