タイヤがパンクしてしまった ~タイヤ交換のコツと注意点~

2017年10月17日

タイヤ交換には手順があるのと、正しく行わないと危険ですらあります。

とはいえパンクの可能性はいつでもあるし、パンクしなくてもチェーンの装着など、必ず身につけておきたい車メンテナンススキルのひとつです。

ここでは正しいタイヤ交換の方法とタイヤ交換における注意点を紹介します。

タイヤ交換の前に必ず守るべきCHECK POINT!
◇車載工具および車載ジャッキがあるか確認しておく
◇車道沿いで行わないこと
◇できるだけ平坦な硬い路面に車を停めること
◇エンジンは切ること
◇ジャッキが路面と水平に保てるか確認すること
◇ジャッキの下の石ころなどの異物は除去すること
◇サイドブレーキをかけること

車載工具にレンチと車載ジャッキ用の棒が揃っているか確認しておいてください。

車載レンチだとタイヤ交換に手間も力も必要になるので、十字レンチを準備しておくことをおすすめします。ナットサイズや形状はメーカーや車種によって異なりますが、汎用的に使える十字レンチがあるので販売店に確認しましょう。

cross-wrench

一番注意しなければいけないのは、タイヤ交換中に事故が起きてしまうこと。
車が倒れてしまう、他の車に轢かれてしまうなど。

なので、必ず車道から離れたアスファルト路面やコンクリート路面でタイヤ交換を行ってください。

未舗装路ではタイヤ交換を行ってはいけません。

それと雪の中など寒い状況でのタイヤ交換でも、エンジンを切ることを強くおすすめします。
排気ガスの温度は800℃前後もあり、火傷の危険が全くないとも言えません。

考えうるリスクはできる限り事前に排除しておきましょう。

平坦で安全な場所に車を停める

平坦な場所でタイヤ交換するのが大前提ですが、路肩に広いスペースがなかったりどうしても安全な場所に移動できない場合は、タイヤ交換の前に必ず三角停止版や発炎筒を車の後方に設置しましょう。

設置場所は特に決まりがあるわけではなく、後ろから来る車から見ていかに目立つ場所に置くかがポイントとなります。

車道の端、走行の邪魔にならない場所で、かつ道路によって制限速度やスピードの出方が違うのでなんとも言えませんが、高速道路やバイパスを除いた一般道で60kmくらいの速度で流れている道路だとすると、車の一般的な停止距離は37mなので、三角停止版を最低でも40m以上は後方に置いたほうがいいことになります。

速度ごとの車の停止距離

時速 停止距離 空走距離 制動距離
20km 8m 6m 2m
40km 20m 11m 9m
60km 37m 17m 20m
80km 58m 22m 36m
100km 84m 28m 56m
120km 114m 33m 81m

停止距離:空走距離+制動距離
空走距離:ドライバーが危険を感じてブレーキを踏んでからブレーキが効き始めるまでの距離
制動距離:ブレーキが効き始めてから車が停止するまでの距離

雨や雪で路面が濡れていたりタイヤが摩耗して溝が減っている場合には停止距離がもっと伸びるので注意が必要です。

タイヤ交換の手順

交換したいタイヤのナットを緩める

交換したいタイヤのナットを車載工具のレンチで左に回して手で回せるくらいに緩めます(外す必要はありません)。

車載工具の一本レンチだと力が必要になるので、十字レンチを利用することをおすすめします。

ジャッキアップする

車のドアの下、タイヤに近い位置にジャッキアップをするための場所を示している逆三角マークがあります。見えずらい位置にあるので少し覗き込んで確認しましょう。

jack-up-point

ジャッキアップポイント指定マークのさらに下を覗き込むと、車の下にレールのようなものがあって切り欠きが二つあります。その間にジャッキを挟み込むように入れましょう。

jack-up-point2

ジャッキは付属の棒と車載レンチを組み合わせて手で回します。右回りに回せばジャッキが上がって車が持ち上がり、左回りに回せばジャッキが下がって車が下がります。

jack-up

交換したいタイヤが地面から浮くまでジャッキアップしてください。

タイヤを交換する

ナットを緩めてタイヤを外します。ナットは散らばったり中に細かい砂などが入らないように予め箱などを準備しておくことをおすすめします。

一時的なのでティッシュボックスに入れるのもいいですね。

タイヤを外したらスペアタイヤを取り付けて全てのナットを手で回して取り付けます。

ナットを仮締めする

ジャッキアップしたままナットを仮締めします。タイヤがぐらつかなくなるまでナットをレンチで締めつけてください。

締める順番は各ナットに力が均等にかかるように対角線で交互に締めてください。

nut

ジャッキダウンする

仮締めが終わったらゆっくりとジャッキダウンします。タイヤが地面についてジャッキが外せる状態になるまでは決して車体の下に手を入れないように注意してください。

ナットを本締めする

仮締めと同じ容量で逆の順番からしっかりとナットを締めます。入れる力は十字レンチで大人の男性が手を使ってギュッと締める程度。女性で手を使って思い切り締める程度。

決して足を使ったり体重をかけてはいけません。力を掛けすぎるとネジが切れてしまう場合があるので注意してください。

チェーンの装着について

ジャッキアップまではタイヤ交換と同じです。

チェーンの種類やメーカーによって取り付け方が異なるため、必ず取り扱い説明書を読んで事前に練習しておくことを強くおすすめします。

どんなチェーンでもタイヤにぴったりと密着しているのが大前提で、緩みがあるまま走行するとチェーンが切れてしまう可能性が飛躍的に高くなるので、少しでも隙間があったり緩みがないように走る前にチェーンの装着具合をチェックしましょう。

タイヤのメンテナンスについて

利用する機会が多くないので、スペアタイヤに十分な空気が充填されていないことがよくあります。いざというときにスペアタイヤが使えないと意味ないので、最低でも6ヶ月に1回は空気が抜けていないか、ゴムに劣化がないかチェックしましょう。

タイヤの詳しいメンテナンスについては、メンテナンス辞典-タイヤの点検-もご覧ください。

高速道路やバイパス(自動車専用道路)でのタイヤ交換

結論から言うと、自分で交換せずJAFを呼ぶことを強くおすすめします。

退避帯などの安全な場所に車を移動できた場合はこの限りではありませんが、そうでない限りは三角停止版や発炎筒など、どんな安全対策をしても事故の可能性は避けられません。

三角停止版や発炎筒を自分の車の後方、後続車ができるだけ遠くからでも視認できる位置に設置したら携帯電話を持ち出し、自分の車が後方の車からの盾になるような位置まで速やかに移動してJAFを呼んでその場でじっと待ちましょう。

JAFロードサービス救援コール(全国共通・年中無休・24時間受付)

0570-00-8139 もしくは #8139(ハイサンキュー)で電話すると自動で最寄のJAFに電話が繋がります。

上記でかからない場合は下記番号を利用ください。

地区 電話番号
北海道
札幌・函館・旭川・釧路・帯広・北見
北海道地区救援コール
011-857-8139
東北
青森・岩手・宮城・福島・秋田・山形
東北地区救援コール
022-237-0110
関東
新潟・長野・茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・東京・神奈川・山梨
関東地区救援コール
03-5730-0111
中部
富山・石川・福井・岐阜・静岡・愛知・三重
中部地区救援コール
052-889-5300
関西
滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山
関西地区救援コール
072-645-0111
中国
鳥取・島根・岡山・広島・山口
中国地区救援コール
082-272-4949
四国
徳島・香川・愛媛・高知
四国地区救援コール
087-868-0111
九州
福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島・沖縄
九州地区救援コール
092-841-5000

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