知っておきたい実況見分のポイント

2017年10月24日

そもそも実況見分ってなに?

人身や重大な物損にかかわる交通事故が起きると、警察によって交通事故現場の調査(現場検証)が行われ、これを実況見分といいます。

実況見分には必ず立ち会う

交通事故が起きたときに、交通事故当事者は警察に通報する義務があり、道路交通法でも規定されているのですが、軽い事故だったからといって警察に届けなかった場合は交通事故証明書が発行されず、保険金が支払われません。

また実況見分によって作成される実況見分調書は、刑事事件を始めとして示談や調停、民事訴訟における重要な証拠になります。

立ち会わなかった場合相手側の言い分が一方的に調書に記載され、あなたの主張が通らないことも考えられます。

従って特別な理由がない限り、実況見分には必ず立会いましょう。

実況見分で気をつけておくこと

交通事故現場で警察官が事故の当事者に話を聞き、道路設備の破損状況、事故車の損壊状況を調べながら、実況見分調書を作成します。

実況見分調書の要素
◇事故の日時
◇事故の場所
◇事故を起こした人
◇事故車の車両番号
◇損害の場所・程度・状況
◇事故現場の見取り図
◇事故現場の図面や写真 など

実況見分調書を作成するために警察官から当時の状況や事故に至るいきさつなど、さまざまなことを聞かれますが、事故直後で気が動転していたり記憶が曖昧な部分もでてきます。

実況見分の立会いにおける注意点
◇わかならいことには「わからない」とはっきり言う
◇自分が正しいと思うことはきちんと主張する
◇実況見分終了後に調書を見せてもらって記載内容を確認する
◇実況見分調書の記載内容が正確でない場合はその場で訂正を求める

うそをつくのは論外ですが、事故当事者の相手と言い分が異なったり、事故直後のショックで記憶が曖昧になったりすることは十分ありえます。

一旦冷静になって時間をかけて事故を思い出すのがいいのですが、その際、どうしてもわからないことには推測で答えず、「わからない」とはっきり言いましょう。

また相手側の主張に合わせる必要もありません。

あなたが思い出しうる状況をありのままに警察官に説明してください。

なお、相手側との言い分が違う場合に自分が不利にならないか不安に感じるかもしれませんが、最近では車載ドライブレコーダーも普及しているし、防犯カメラを設置している店舗も増えています。

事故発生時に近くにいた車両のドライブレコーダーや交通事故を目撃したであろう目撃者の特定および協力依頼など、できうる限りのことはしておきましょう。

実況見分は必ず行なわれるわけではない

人身事故でない場合や軽度の物損事故の場合、通常は実況見分は行われません。

また人身事故でも軽微と判断された場合には詳細は調書が作成されないこともあり、示談における証拠能力に乏しい場合もあります。

従って、実況見分が行われない場合でも事故現場の撮影や目撃者の確保など、証拠となりうる情報は必ずその場で収集・保管しておきましょう。

実況見分調書入手の流れ

示談交渉の流れと注意点

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