車中泊での寒さ対策の基本は「暖房」ではなく「防寒」で

2018年10月20日

寒ければ寒いほど、車中泊の場合は「暖房」をするのではなく、「防寒」で暖をとるのが基本となります。

というのも、暖房器具を使うためには電源確保の問題や火災の可能性があり、そして暖房のために自動車のエンジンをかけ続けることには一酸化炭素中毒の懸念があります。

一酸化炭素中毒は死に直結するので絶対に避けなければなりません。

大きく分けて「人」と「車」の防寒対策を行いましょう。

人の防寒対策

基本は「重ね着」です。ウールやフリースなどの起毛素材やダウンは空気を含みやすく、何枚か重ねて着ることによって体温で温められた空気の層が外気の寒さから身を守ってくれます。また肌着はヒートテックなどの速乾性のインナーを選びましょう。

汗が冷えると体温が奪われてしまうので、重ね着をする場合のインナーや服は、

◇汗を吸収しやすい
◇空気をためやすい

という2つの観点で選ぶことをおすすめします。

就寝時はシュラフがおすすめ

バックパックに収まる登山用のシュラフ(寝袋)は、枕ほどの大きさに収納することができ、野外でも外気温5℃程度まで耐えることができます。

布団だと寝返りなどで気づかないうちに布団がずれてしまうことも考えられ、体温が奪われかねません。

シュラフは「重ね着の延長」と考えることもでき、体温により温まった空気が逃げにくいのでおすすめです。

車の防寒対策

窓の防寒対策

車内で一番冷気が入りやすい場所が「ガラス窓」です。
よって就寝前にまずは窓に内張りをしましょう。

内張りは車のオプションなどで用意されている「マルチシェード」などの既製品がおすすめなのですが、オプションの設定がない場合は窓の内張りを自作してみましょう。

窓の内張を自作するときの注意点
◇できるだけ軽くて冷気を遮断できる素材を選ぶ
◇窓は結露するため窓に直接内張りをしない(ボディ側に貼る)
◇紙や布のガムテープやビニールテープは跡が残るため養生テープを使う

ステップ付近など下からの冷気対策

ワンボックスカーやミニバンなどの車はスライドドのステップ付近からも冷気が上がってきます。

大きめのビニール袋に着替えなどを詰めてステップ部分を塞いだり、荷物をステップ付近にまとめておくのもいいでしょう。

なお、トイレで車外に出ることもあるので、就寝直前に準備するようにしましょう。

車の暖房は基本的に使わない

暴風雪や雪の多い場所、例えばスキー場の駐車場に長時間駐車して車中で仮眠する場合は、

エンジンを切る

ことを基本としてください。エンジンをかけたままでマフラーが雪で塞がれてしまった場合、

一酸化炭素中毒

になってしまう危険性が非常に高まり、命を落としかねません。

上述した防寒対策をしっかりすれば密閉した車内ならばそれほど寒くはないはずですが、どうしても車の暖房をかけておきたい場合は、

◇長時間でもマフラーが雪で塞がれない場所に駐車する
◇風が吹いているときは車の後方を風下にして駐車する
◇窓の上部をほんの少し(1~2cm程度)だけ開けておく

ことを徹底しましょう。

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