損害賠償請求できる請求費目一覧

2018年6月3日

交通事故により被る被害は多岐に渡ります。
損害賠償の請求ができる項目にはどんなものがあり、どこまで請求が認められるのか、示談交渉の前提として把握しておくことが必要です。

損害賠償の請求項目分類

事故の損害として損害賠償を請求できる項目には、大きく分けて積極損害、消極損害、慰謝料の3つに分類されます。

◇積極損害
治療費や入院費などのように被害者が事故によって実際にお金を支払わなければならなくなった損害で、例えば傷害事故の場合は治療費や入院費、死亡事故の場合は葬儀関係費などを請求することができます。積極損害の種別について>>

◇消極損害
実際にお金を支払ったわけではないが、事故にあわなければ得られたはずの利益を損害として請求することができ、これを逸失利益といいます。消極損害の種別について>>

◇慰謝料
事故によって被害者が受けた精神的苦痛の代償として損害賠償を請求することができ、被害者が死亡した場合は遺族に対しても支払われます。慰謝料の種別について>>

死亡事故の場合

大きく分けて、実際にかかった死亡までの治療費や葬儀費用などの積極損害、生きていれば稼げたはずの逸失利益、慰謝料の三つを請求できます。

死亡事故の損害賠償額算定(計算)方法>>

後遺障害事故の場合

事故による傷害が治癒することなく将来に渡って症状が固定してしまった場合、傷害による損害とは別に積極損害、消極損害、慰謝料を請求することができます。

後遺障害事故の損害賠償額算定(計算)方法>>

傷害事故の場合

大きく分けて、治療のために実際に支払った積極損害と、仕事を休まざるを得なくなったことによる休業補償、慰謝料の三つを請求できます。

傷害事故の損害賠償額算定(計算)方法>>

物損事故の場合

修理が可能な場合は修理費、車が使えなかった場合の営業補償費(休業補償や代車費用)、全損の場合は買い替え費用などが請求できます。

なお、修理費は被害者に過失があった場合は過失割合によって減額され、全損の場合は事故直前の交換価格などが参考にされます。

例えば5年落ちの車が全損になったとして、新車当時の価格がそのまま補償されるわけではないので留意しておきましょう。

物損事故の損害賠償額算定(計算)方法>>

事故種類別の損害賠償請求費目一覧

事故分類 損害種別 損害賠償費目
死亡事故 積極損害 治療関係費
付添看護費
葬儀関係費
消極損害 逸失利益
慰謝料 死亡慰謝料
後遺障害事故 積極損害 将来の治療関係費
付添看護費
家屋等改造費
義肢等の装具費用
消極損害 後遺障害による逸失利益
慰謝料 後遺障害慰謝料
傷害事故 積極損害 治療関係費
付添看護費
通院交通費
入院雑費
義肢等の装具費用
その他(診断書費用など)
消極損害 休業損害
慰謝料 傷害慰謝料
物損事故 積極損害 修理費
評価損
代車使用料
買い替え諸経費
消極損害 休業損害

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